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映画 2017.02.10 (金)
gyaku


小難しい。(;^_^A
右脳で感じても左脳で文章変換がうまくいきません、あしからず。

「屍者の帝国」「ハーモニー」ときてラストにのこったのが
実は3部作の最初に公開されるはずだった「虐殺器官」
ともかく無事に公開されてよかったよかった。
でも、この作品、「ハーモニー」につながるとこまで描いてましたっけ?


世界で大量虐殺が起きていて、その陰にジョンポールというひとりの男がうかびあがり、
クラヴィスシェパード大尉ひきいる部隊がこの人物の確保に奔走するんですが。


9・11以後、テロ対策の一環として自由と引き換えに徹底的な
セキュリティ管理体制に入った先進諸国・・・という設定。
どこで誰とあって何を食べたまでつつぬけでプライバシーもへったくれもない。
先に見た「ハーモニー」はさらに、感情のコントロールまで管理されていて
さらに踏み込んだ、自分なんてもんがない世界でしたけども
話があくまでもSFとはいえ、平和をもとめる気持ちの行きつく先として
あんがいなさそうでありそうな未来で、これけっこう気持ち悪かったですね。


これ以上の大量虐殺を止めるために人を殺す、
ジョンポールを追って内戦が起きている国で
「薬づけにされた幼い子供の兵士たち」を殺す、
・・・・正直クラヴィスがフツーの神経ならたったひとりの命を奪っただけでも
精神的におかしくなりそうなもんですが
”戦闘に適した心理状態を維持するために”「感情適応調整」と「痛覚マスキング」が
されていて、心が痛まない、撃たれても痛みを感じないって
もうすでにそっから異常なセカイ。

世界を混沌に陥れていたジョンポールは実は最後の最期まで
銃をもったことすらなかったんです。
・・・・すべては言語、言葉のなせる業。
では、ジョンはその言葉で汚染されることはなかったんでしょうかね?
クラヴィスも同様に、「意味もなく人を殺したくなるようなスイッチ」が
入らなかったのが不思議ですが。このふたり一番そういう意味では
一番おかしくなってもおかしくなかった(日本語がへんですいません)
いたって冷静に会話してましたよね・・・。


どんなにセキュリティを強化して、網膜やら指紋やらの認証を求めても
スパイ映画なんかでは平気でひとの指や眼球をうばってそれでクリアですから
抜け道はいくらでもあるわけです。
心穏やかに生きるように「管理」された世界で「大量自殺」がおきる
続編の「ハーモニー」も同様ですが
人は間違うけれど、人がひとたらしめることを放棄したらあかんわけで、
コンピューターにすべて依存した段階で生きていても人にあらず、
人は極端な安穏でいることよりも反動で争い始める、
ならばといって、よかれとおもって作ったすべての機械を否定するわけじゃないんだけども
・・・・踏み込まれたくない領域ってあるじゃないですか。
自分を捨てることで手に入れた平和に抵抗したのが、「もともとどんな人間にもある感情」で、
いけないことだとわかっているがゆえに抑圧されすぎた感情の暴走が大量虐殺で
ジョンポールは「ただポンと背中をおしただけ」だったとしたら。
やめて~こわすぎる。その地域、その言語に限定してとかいうてましたが
これが日本語なら日本でおきるし、英語を使えば自他ともに滅びるわけです。こわ~。
アメリカは核よりこわいものをもち、そして都合が悪くなると抹殺に走った、
ま~とんでもなくいやな話でございました・・・・。



確かインフェルノも増えすぎた人口を減らすのには
ウイルスで人を殺して・・・みたいな話でしたよね。
虐殺器官のほうは、「アメリカを守るために」「アメリカの外で」
「テロリストたちが勝手に殺しあってくださいよ」ってのを仕組んだわけで
いや~それが自分の手を汚さず、武器も持たず、たったひとりの人間によって、
いくつもの国を混乱に陥れるってどんだけ恐怖。
こんなもの正当化されたらたまったもんじゃない。
むろん、それぞれの国には無垢で無力な人たちがいっぱいいたはずです。
仮にテロの首謀者がいたとしても問答無用で殺害すれば
恨みや悲しみや怒りの連鎖は断ち切れないですよね。


頭の中にナノマシンをうめこまれて、一生監視されることにそもそも
抵抗を感じない世界もおかしいし、
虐殺の鎮圧にいくのに一瞬でも”心がぶれないように”「感情が終始フラット」で
「手足がふっとんでも痛みがない」から、
大量出血しても死ななきゃ気が付かないてあんまりじゃない?
クラヴィスと精神科医の会話で「どうですか?(回復して)これで
子供を平気で殺せるようになりましたか?」ってのはゾワゾワゾワ~っとしましたよ。
ジョンポールも異常だけど、このシステムそのものがもたらした
「なんも感じないこと」のほうがもっともっとこわいでしょ?????


と、感情にまかせて書きなぐりましたが、残虐なアニメにしては
ごっつハマりました。決して後味のいいものではないですが
言い方はへんですけど、面白かったです。そう中島監督の映画「告白」を
見たときと同じ感情になりました。すんごいいやなんだけどすごくいいってやつでした・・・。








 
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