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映画 2017.06.28 (水)
TAP


水谷豊が40年間温めてきた企画をやっとこの年になって実現させたという
初監督作品。

このポスターでもなく、フォトギャラリーにもなかったのだけど、
オーディションのシーンでワンカット
水谷豊の横顔でめちゃくちゃかっこいいショットがあった。
それが今でも頭に残ってる。そのへんはやっぱカメラにハマってる影響でてますな。(;^_^A

演技中の事故で踊れなくなった、伝説のタップダンサー。
ホントは水谷豊そのものが主演で踊るはずだったのだろうが
それを「セッション」のJKシモンズみたいな立ち位置に変えて
タップダンサーを育てる側にまわり、鬼指導でもって、
TOPSのラストショーを盛り上げるというお話。

ラスト24分のタップはほんとにすごかった。
そもそも足技だけでしょみたいな偏見で(!)さてどうやって見せてくれるのかと
思ってたら
ほんとにそのダンスは鳥肌もんだったし、
こういう見せ方があるのか、こんな舞台をつくれるんだなっていう
そのショーのシーンはとてもとてもすごかったです。
ちょい前にみた「花戦さ」ではないですが
池坊の名誉にかけて生け花すげーんだぞってのをスクリーンにばばーんとだしたように、
今回もいわゆるタップダンス界のトップにたつような方々が
そりゃもう全身全霊でサポートに回ったはずで、
ダンスシーンは圧巻。タップのなんたるかをまるでわかってないもんでも
感動しました。感動したんだよホント。


いかんせん、ドラマパートがね~・・・・・。

岸部さんだけでも十分なのに、六角さんまででてきたら
相棒やんってわたしでもツッコミ入れたくなりました。(;^_^A
だからといって、この作品の渡は杉下右京とはまったく違うキャラクターなんで
そこはさすがに大丈夫でしたけども、
飲んだくれた水谷さんは個人的にメイクをしてないジャックスパロウみたいでした。(;^_^A
顔は全然違うけどどことなくジョニデと雰囲気がかぶってました。

この映画、当然最後のショーの部分が一番大事なんで、
まずは踊れることが最低条件でメンバーを集めています。
おそらく撮影に入るまえに、厳しいオーディションをしたでしょうね。
映画さながらに。
でも、高速タップバトルであんな震えながら倒れていくとか
なんていうか、演技の部分ではど素人の方々があまりに多くて
どうも違和感がぬぐえなかったんです。
ドラマを切り捨ててでもクライマックスで全部もってかれるような
ステージをすればいい・・・と。ぶっちゃけそんな気がしました。


みんながみんな新春かくし芸大会の堺正章みたいに
なんでも器用にこなせるとはおもいません。(どんなたとえだ?)
でもこの作品をつくるにあたって、
役者にタップをたたきこむ・・・ことはできなかったのでしょうか?
ピアノでもバイオリンでも将棋でも格闘技でも
その役を演じるにあたって何か月、何年と準備をしてから
撮影にはいることはいくらでもあるはずなんで
正直、40年もあたためてきた企画なのなら
タップダンスの部分だけでなく、演技の部分でもちゃんと
感動させてくれるような人を選んだらよかったのにという
もともとの基本のとこでなんだかな~って
えらそうなこといいますがもったいなかったです・・

お金がなくて、ショーそのものが中止になったはずだったのに
いつの間にか解決していたり、TOPSで受付やってた女の子
あんなに踊れるのにだれとも絡まず本番だけ出てくるとかないだろとか、
けんかしていたメインダンサーはいつの間に仲直りしたのとか
展開の部分でもあちこちにあれ~おや~?がちらほら。
みんないろいろかかえているけど、ひとつのステージをつくるために
まとまりました~・・・なんだけども
そのへんはマコトと渡だけのエピにしぼってもよかったのではと・・・。

何度も書きますが、水谷豊が若かりし頃に
タップダンスを題材に映画を作ろうとした、
そのころの彼の感性だったり、そのころの流行りだったりと、
そのへんがいくばくかレトロな雰囲気があります・・・・
その昔にカッコいいと思っていたことを実現させたとしたら
せりふが古臭かったりもするだろうし、
かっこつける方法が今とは違っていたり、
そのへんは
それがいいんだって人と、なんだかな~って思う人とに
わかれるでしょうね。

何度もでてくる東京タワーの夜景。今ならスカイツリーだろうが
あえて東京タワーにこだわるあたりうまく言えないけど
この映画に漂う雰囲気にとてもあってました。
そういうちょっとしたとこはおしゃれだったのにな~。
冒頭の、タップシューズを作ってるシーンとかもかっこよかったのにな~。
・・・・あくまでもこれは人間ドラマです、
133分の映画の100分以上がタップの前ふりじゃ長すぎる。
演技も脚本もちゃんとしてほしかったな~。(わわわわわ)




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