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映画 2017.12.09 (土)
火花

漫才師として成功するのかとおもいきや
敗者にたいしてスポットをあてる・・・っていうとなんか言い方いまいちなんだけど

同じ時代に同じ夢をおいかけて切磋琢磨したから
今テレビで活躍してるやつらも輝いてる、
それは、夢破れて去っていった奴等の思いまでも自分の芸にして。
だから俺らのやってきたことは決して無駄じゃない。
芸人に引退なんてないねん・・・って言ってた神谷のことばは
負け惜しみでもなんでもなかったけど、
・・・・でも、ストイックに自分の信じるお笑いをつきつめて
人には受け入れられなくて・・・・ポジティブなくせに不器用で頑固で
成功できなかったことがなんていうかやっぱ哀れにみえてしまいました。

漫才に限らず、アートでも歌でも
たぶん自分のポリシーを曲げられないひとがいると思います。
同じ夢を語る者たちの間では通用する話でも
結局それで食べていくためにはその思いとか熱とかが
伝わらないとどうしようもないんですよね。
それは時代だったり、たくさんのひとの共感を得ることだったり、
目の前の老若男女見ず知らずの大勢を笑わせるなんてのは
それを仕事にするのってホント大変なんだとあらためて思いました。
流行りすたりがある、一発屋とよばれるひともいる、
その一発さえもあてられないもっともっとたくさんの芸人さんたちを
代弁するような映画だったかなと。

自分にしかできないお笑いのスタイルをつきつめていって
最後のライブ、客席がシーンとするんですよ、客泣くんですよ、
壇上のスパークスも泣いてるんですよ、んで最後拍手。
だもんだからこっちもかたまっちゃいました。こんなん漫才とちゃう、
でもおもいっきりその気持ち痛いほど伝わってきて涙ポロポロでした。
完全にその現場にいたくらいのめりこんでみてましたね。
笑わせる気なんてみじんもない、でも人の心をガチっとつかんでしまう。
ほんと最後の最後にちゃんと爪痕は残せたわけですね。
自分たちにしかできない、自分たちもこれっきりしかできない特別な漫才が。

大阪のおばちゃんですから、笑いにはうるさいです。
大阪だと二人あつまるとボケツッコミをする、みんながみんなではないですが
どっかにそういう気質があるからちょっとやそっとじゃウケないんですよね。
バナナ渡されて受話器みたいにもしもしいうてからバナナやんけとか
白ネギ渡されてスイングしてからゴルフできるか~とか
そんな程度はだれでもやっちゃいます。
神谷と徳永も普段の会話のほうがよっぼど面白いし
いきなりアドリブで振ってくる神谷にちゃんと答える徳永は
才能あったと思います・・・・ただ、いかんせん
その道で成功するとこまではいかなかった・・・だけのことです。
趣味と仕事はちゃいますし、日常でオモロイひとってのはいくらでもいるけど
テレビでこの人ほんまオモロイな~は違うんですよね・・・。

芸人が原作書いて芥川賞とっちゃったのもびっくりでしたが
芸人がメガホンとってしかもスポンサーに吉本がついて
なんていうか芸人を目指すひとにみてほしいマニュアル映画みたいなことに
なってた気もしますがなんせ主役のふたりがかっこよすぎますから(爆)
シネコンに人をよぶつかみはOK(わわわわわ)
映画の内容も一般よりはその道で食べてるひとやら
今同じようにもがいてるひとがみたらもっとぐっとくる映画でしょうね・・・。

10年を長いと思うか短いとおもうか。
追いかけた道で挫折したときにその年月を無駄だとおもうかおもわないか。
それはその人次第だし、その人がどんな時間を過ごしたか次第。
・・・・成功してハッピーエンドかとおもいきや
敗者に対してとても暖かい目線の映画だった気がしました。
落ちぶれたようでまだ目の輝きを失っていない神谷の顔に
救われた気がしたラストシーンで
なんだか立場が逆転して10年前にもどったような
明るい終わり方でうれしかったです・・・。




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